あっという間に師走も残すところわずかとなりました。
寒暖差が大きいこの冬、皆様いかがお過ごしでしょうか。
12月8日にチャボヒバホールにて、お陰様で無事に発表会を催すことができました。
この1年、子どもたちも大人の方々も、本当に色々なことを経験されての演奏に
じんわりと感じるものがありました。特に生徒さんの最後の数週間の追い込みは、私の方がエネルギーをいただきました。
日々の練習は決して楽しいことばかりではないかもしれませんが、本番でしか味わうことができない、
お客様がいらっしゃる中での演奏の経験こそが、演奏した本人にとっても大切な体験となって
やり切った達成感や課題を生んでいる様子は、私にとりましても大きな喜びでした。
また、演奏を聴いてくださった多くの方に、演奏会のような会で皆さんそれぞれの感じていることが
よく伝わったと嬉しいお言葉を頂戴しました。
たくさんの方にご来場いただき、温かなお気持ちの中、演奏できますことは、どれだけの勇気をいただいたことでしょう。
どんなことも、ひとりでも応援があれば、頑張ろうと思えるものですよね。
それは、小さな子も大人も同じ。
ご家族をはじめ、たくさんの方々に支えていただき励ましていただきながら、会を無事に終えられたことに改めて感謝申し上げます。
そして、私自身、今年は思いがけずこの会以外でも演奏の機会をいただきました。
日々の生活の中のあらゆる出来事に、心から気持ちを寄せながら、来年も過ごしてゆけたらと思っております。
皆様も、どうぞお健やかに素敵な年末年始をお過ごしくださいませ。
今年は、このようなお花を飾ってみました。
イメージ通りに作っていただけて、終演後お花の前で写真を撮ってくださっていて、
こちらもとてもうれしいことの一つでした。
久々の更新です。
暑かった夏も終わり、あっという間に秋の気配が日に日に感じられる季節となりました。
前回のドルチェから早9か月。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
いかがお過ごしでいらっしゃいましたでしょうか?
ここのところ更新していなかったのですが、色々と感じ・考えることが多い数か月。
子どもたちのレッスンは順調に、発表会の曲をそれぞれじっくり取り組んだ夏。
いつも嬉しく思うのですが、来てくださっている子どもたち・大人の方々が、レッスンをお休みせずに
いらしてくださっていて。
忙しい中でも、大切な一つとなってくれてるのだなあと思っています。
昨年の発表会の曲に取り組んだ時には、難しかったことが、今年はすんなりとできるようになっていたり、
曲に対して自分で様々な経験をふまえて考えながら、お家での日々の練習に取り組んでいることが垣間見られたりと、
長くいらしてくださっているからこその成長がたくさん見られて、準備期間は大変なこともあるのですが、
成長がとても嬉しく感じられる期間でもあります。
特に今年は、それを大きく感じ、心から成長の素晴らしさに感動するばかりです。
今年の発表会も、盛りだくさんなひとときとなりそうな予感です。
さて、最後に。
夏休み中の我が家での面白エピソードを一つ。
久しぶりに実家に長く滞在し、妹家族と過ごしました。海に花火にとThe夏休み!
その最中、敷地でキャンプをやったらいいのではないかと夫が言い出しました。
(田舎育ちの私には、全く思いつかない実家でのテント宿泊。自分の持っているものを面白く生かすのって、
簡単なようでいて案外難しく、よさに気に付かないものなのですね。)
テントをレンタルし、バーベキュー&キャンプと相成りました。
テントは6人収容だったのですが、敷地内だし子どもだけでよいかなと、一日目を息子(13歳)と甥っ子2人(10歳)の3人で宿泊。
意気揚々とテントの中の空間をひたすら楽しみ、お休み~となったはよかったのですが・・・
大人たちは涼しい家の中で、楽しく話していると。。
義弟「あれ?なにか聞こえる?」
他「そう?」
見に行ってみよっかと、義弟が外に出ると・・・。
「○○ちゃーーーん!!」(○○、妹の名前)
とありったけの声で私たちをよぶ、男子3名の叫び声!
大爆笑の義弟が、三人をうちの中に連れて帰ると、土砂汗をかいた息子が真剣そのものに、
「もーー、めちゃくちゃ怖かったよー!真っ暗な中で、テントのすぐ外でガサゴソ音がして、
何かいる気配なんだもん!!怖すぎる~」
どうも、私たち大人はなかなか気が付いていなかったのですが、ずっと大声で私たち大人を呼んでいたとのこと。
敷地の中なんだし、テントから出て、うちの中に入ってくれば良いものを。。と話しましたが、
怖すぎて外になんかでられない!!と。一体何がいると思ったのか。
これじゃまるで、
絵本の「とんとんとめてくださいな」の三匹のねずみたちや「はじめてのキャンプ」のなほちゃん。
大人たち思わぬハプニングに大笑いで、その夜は眠りにつきました。
次の朝、テントのそばの葡萄の棚を父が見ると、葡萄にかけてあった袋が破れていて、
何かが葡萄を食べた形跡が・・・。
どうも、実家のあたり過疎化が進み、私が子どもの時には出てくることのなかった動物たちがいるようで・・・。
何が出没したのでしょうね。
次の夜は、義弟が4歳の娘とともに、再チャレンジ!5名で泊ってくれて、子どもたちも安心しながら爆睡と相成りました。
そういえば、我が娘。テントに一緒に泊まると言わなかったなあ...17歳。そういう年齢ですよね。
これがその狙われた葡萄たち。素人仕事とはいえ、それはそれはたくさんの葡萄なのです。
人がこれだけ舌鼓打つのだから、
動物たちは袋に包まれた香しいものが気になって仕方なかったことでしょう。
今年もあと少しとなりました。
暖かい秋を過ぎ、冬を迎えましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
すっかりHP更新から遠ざかってしまっていて、やっと年明けに更新したと思ったら、
あっという間に12月・・・。
一体この教室はどうなっているのでしょう、と思われた方もおいでと思います。
お陰様で、元気にしております!!
そして、いらしてくださる生徒の皆さんと日々伸びやかにレッスンを楽しんでおりました。
そして、、11月11日(日)、チャボヒバホールにて、いらしてくださった多くの皆様に
温かな応援をいただきながら、無事発表会も終了いたしました。
今年の発表会は・・・
新しく仲間となられた小学2年生の女の子をはじめ、年中さんのヴァイオリンに小学生のチェロあり、
中学生のフルートあり、小学生と大人のジャズあり、大人の方のシックな演奏に、
娘の幼稚園時代のママ友のフルーティストの方との久々の共演。
そして恒例のチェリストの黒川正三先生の演奏がありと、多彩な会となりました。
この1年は、子どもたちのいつものレッスンだけでない面を多く拝見することがあり、
レッスンでの姿は、その子のごくごく一部であることを再認識した1年でした。
当たり前のことですが、それぞれの子どもたちの成長は、その子に起こるすべてのことからなっていること、
それが音楽の表現にも大きく繋がっているのですよね。
お家での出来事。
学校でのこと。
お友達と一緒にいるときにおこること。
1人ボーっと考えたり。
本を読んだり。
思いっきり遊んだり。
生徒さんの演奏は、この1年の様々な栄養が詰まった、心からの演奏で、
じんわり・・・・感動。
発表会までの大変だった日々も、これがあるからやめられません!!
そして、
「音楽は、その人そのもの」
この1年の間に、それぞれ違う場面で、別の方からいただいた言葉です。
自分自身、この言葉に、襟を正されるような、
でも考えてみたら、そのものなんだから、そのままの自分でしかなく、
肩に力を入れる必要はないんだなと。
その人そのものということは、日々の生活や感じていることがそのまま生きるのですから、
日々が大切・・・。
あっ、冬眠した熊のように、お昼寝ばかりしている場合じゃないし、
食いしん坊だから、甘いものばかり作って食べている場合じゃない!
でも、仕方ないか。
だってこれが私なんだから。
言い訳は、さておき・・
私事ではありますが、
この1年は、黒川先生の奥様でいらっしゃる文子先生にびっちりレッスンをしていただき、
背中をおしていただくお言葉をたくさん頂きながら、決して勤勉とはいえないまでも、再学習をした1年でした。
発表会では、ソロで、ラヴェルのソナチネに、フルートとのサンサーンスのロマンスに、
黒川先生とシューマンの幻想小曲集を演奏するという、無謀なるチャレンジをしました。
次への課題はたくさんあったものの、20年来の課題克服ができ、
私自身も進む勇気をいただいた会となりました。
全ては、いらしてくださっている生徒さんたち、お家の方々、出会った方々、そして家族の支えあってのことと。
気持ち暖かに元気よく一年を過ごすことができましたこと、改めて心から感謝しています。
来年の発表会も、さっそく会場を予約しました。
そして、次に向けて私も生徒さんたちも始動しています。
発表会の後、みんなの音色が格段によい音色になっていて、
ほんの一日の経験が、大きなエネルギーとなって蓄えられているのを感じています。
来年は、どんな一年になるのかなと今からワクワク。
2018年、たくさんのお気持ちありがとうございました。
2019年も、TAKAKO PIANO LESSONS をどうぞよろしくお願いいたします!
寒さ厳しくなる折、みなさまお身体にお気を付けになられて、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
今春の桜は、雨が降らないので、長い間美しい姿を見せてくれています。
ご無沙汰をしておりましたが、ご覧いただき、ありがとうございます。
しばらくぶりの更新となりますが、この数か月の間も感動することが!!
その中で、しばらく経っても心に新鮮に残っていることを、今日はひとつ。
2月の末、人生で初めて、ジャズのコンサートに行きました。
というのも、生徒さんで、ジャズの音楽を志しているKくんと、
またジャズを体の一部のように奏でられている方とのの出会いから、
ジャズって、どんな音楽なのかな〜と思ったのがきっかけでした。
私は新聞を愛読していて、行きたい美術展や、興味があるもの、いい文章だなあと
思ったものを切り抜き、取っておく習慣があります。
その記事のほとんどは、しばらくほおっておかれて、忘れたころ、
端っこがしわくちゃになって、ひらッとでてくることもしばしば。
今回のジャズの演奏家の方は、そんな風に、記事を取っておいた方でした。
それこそ、ジャズに親しむ生徒さんと出会うずっと前に、
新聞のCDの書評を読み、どんな方なのかなと思っていたのです。
その記事を切り抜いていたことも、忘れてて。
これまで、ジャズをCDでも聴いたことがなかったわけではありませんでしたが、
どうも心地よすぎて眠くなってしまう・・・もしくは、騒がしく感じて疲れるなどで、
こちらも親しむ準備が整ってなかったのかもしれません。
そんな中、手帳を開いていたら、記事の切り抜き!
「高い集中力、息をのむ美しい響き」 フレッド ハーシュ
かつて重篤な病で意識不明のまま2か月も集中治療室にいたことがあったが、奇跡の復活。
??早速、ユーチューブで検索・・・
・・・・これは、ぜったい生で聴かなくては!!
と一瞬で感じるほどに、美しい音色。
こんな時インターネットがなければ、探すことも難しかったでしょうに、
なんと便利な時代なのでしょうね。
ユーチューブで聴いたのが、12月の半ば。
あ〜、アメリカでしか演奏会がない・・・
やっぱり無理か・・
諦めきれず、しつこく検索していましたら、なんと2月に東京である!!
しかも、まだチケット売り出しまで期間があって。
もちろん、初日にチケット購入しました。
迎えた当日。
早い時間からのスタートだったためか、カジュアルな雰囲気。
演奏が始まるまで、みなさん、歓談しながら食事を楽しんだりしていて、なんとも和やか。
そして、待ちに待った、ハーシュさん登場です!
還暦を迎えられているという年齢を感じさせない、軽やかな姿。
そして演奏・・・・
どんな言葉が適切なのか。
未だにわからないくて、平坦な表現になってしまい悔しいのですが、
心から美しく、瑞々しく、多くの聴衆がいるのに、その空気が無くなるというのか。
そして、身体が初めての感覚になっていることに気が付きました。
とても静かな演奏なのに、眠くなるわけでなく、緊張するわけでなく、
ただただ、自分の呼吸がとても深いところに連れていかれているような。
昔小学生の時経験した、お寺で座禅を組んだ時ような。
とても静かな感動でした。
無駄なものがそぎ落とされた、静かで、とても強く優しくて。
あまりに、驚いたので、帰宅後ハーシュさんについて調べていましたら、
ある記事に、ハーシュさん瞑想をされている、ということが書かれていて。
私、瞑想がどういったものかイメージでしか理解してはいないため、ぼんやりとしてしまうのですが・・・・
もしかして、ハーシュさんの瞑想が(演奏中の瞑想ってどんなのかとは思いますが、言葉が見つからず、すみません)、
こちらへも共鳴して、深いところまで連れていかれたのかしら??などと記事から考えたりしました。
ハーシュさんのこれまでの歩みを読んでたことも少なからず関係があるのかもしれませんが、
心の奥に沁み込んでいくような音色と素晴らしい演奏でした!!
自分も一生のうち一度でから、そのような演奏をしてみたいなあと思うこの頃です。
それには、人生の修業がいりますかね。。。
そんなことを気付かせてくれた、素晴らしいジャズピアニストのハーシュさんに。
そして、ハーシュさんに出会わせてくれた、生徒さんとのご縁。
そして、切り抜いていた記事に。
本当に感謝の一言です。
今年度も、いらしてくださっている生徒さん、出会う皆様からエネルギーをいただきつつ、
精進してまいります!
どうぞよろしくお願いします!
春の良き日、皆様も心地よくお過ごしくださいね。